寝屋川市 鍼灸情報 - 寝屋川市 鍼灸院「ナカガワ針治療院」

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寝屋川市 産後の「美容鍼灸」で健康美を

2015年05月13日 [記事URL]

産後の「美容鍼灸」で健康美を

妊娠するとお母さんはお腹の中の赤ちゃんに自分の力を分け与えて育てますし、命がけで赤ちゃんを出産します。
ですから妊娠・出産は女性の体に大きな負担を与えてしまう為に、出産後のお母さんの体はとても弱り傷ついているのです。
さらに出産後はすぐに赤ちゃんに母乳を与えるなどの育児がスタートするので、傷ついた体を回復させる余裕もないのが現状かも知れません。

しかし、そのような状況では妊娠・出産によりダメージを受けた骨盤が正しい位置に閉じなくなって歪みやズレが生じてしまいます。
そうすると体のバランスも崩れてしまい腰痛・肩こり・恥骨痛・冷え性・肥満・イライラなど、様々な症状に悩まされてしまいます。
そのように体調が回復していない状態で育児をすることは、お母さんだけでなく赤ちゃんにも良い環境ではないのです。
ですから、産後の骨盤矯正をはじめトータル的な産後ケアを整体院や鍼灸院で受けて体を回復させることが大切です。

体を回復させて赤ちゃんのお世話ができればお母さん自身に余裕が生まれますし、その余裕が赤ちゃんにとって優しい環境になりより良い育児につながります。
また、より良い母乳を赤ちゃんに提供することができて、赤ちゃんに良いエネルギーを送れることになります。

さらに骨盤を中心とした調整により体調や体質を改善させることで、代謝アップや痩せやすい体になるためウエストが引き締まりバストアップなど美容面でも効果が期待できます。
あと骨盤をはじめ骨格が整うことで、歪みのない見た目にも内面的にも女性らしい美しい体が得られます。
ですから、自分と赤ちゃんの為に整体院や鍼灸院でトータル的な産後ケアを受けましょう。

産後ケアと共に「美容鍼灸」で健康美を目指してみるのもおすすめです。
美容鍼灸は、単に肌表面へアプローチする美容法と違って、筋肉や内臓器官など体の治療・メンテナンスを実施することで体のバランスを調整して、体の中から元気な「健康美」を目指す施術です。
ですから、顔だけではなくて全身のアンチエイジング効果が感じられるなど、様々な美容効果が得られます。
さらに女性特有の生理痛・生理不順・むくみ・便秘・冷え性・更年期障害・子宮筋腫・卵巣腫瘍などを、鍼灸治療で同時に対処しておくとより一層の効果が期待できます。

では、なぜそのような効果が得られるのかと言うと、鍼灸で筋肉に刺激を与えることにより筋肉が本来あるべき位置に戻ろうとして引き締まったり、引き上がったりするからです。
また、それと同時にポンプ作用によって血液やリンパ液などの流れがスムーズになって、代謝がアップし老廃物質が排除されるからです。
それから真皮層に刺激を与えることで、組織を回復しようとするコラーゲン・エラスチンと言った弾力線維が活性化するからです。

このように鍼灸治療は、単に体の痛みやこりを解消するだけではなくて、内臓の疲れを取り毒素の排出を促すなど様々な効果が期待できます。
トータル的な産後ケアと美容鍼灸で、いつまでも健康で美しいお母さんでいられるように心がけてみると良いでしょう。


寝屋川市 「不妊治療」のひとつとして鍼灸がある

2015年05月11日 [記事URL]

「不妊治療」のひとつとして鍼灸がある

人それぞれの考え方があるので一概には言えませんが、赤ちゃんの誕生を望むご夫婦は多いことでしょうし、妊娠したことが分かると喜びも大きいことでしょう。
ただ、女性にとって妊娠・出産は命がけの仕事で、体力的にも精神的にも大きな負担がかかるものです。
そんな負担を少しでも緩和する方法として「鍼灸」があります。

安定期に入ってから出産までの間に行う「安産灸」は、お灸により子宮や臍帯の血流量をアップして胎児への栄養状態を良くするものです。
それによりお腹の中の赤ちゃんが健やかに成長しますし、スムーズな出産がむかえられます。

また「産後の鍼灸」は、産後に起こる尿漏れ・冷え・肩こり・腰痛・育児による肉体疲労・不安定な気分・母乳の出がわるい・気分の抑うつ・痔などと言った様々な症状に合わせて産後のトータルケアするものです。
出産後にすぐ始まる子育てや家事があるため、どうしても自身の体調が悪くても後回しになってしまいがちですが、出産後は母体の元気を高めることが大切です。
その為にお母さんの健康支援を目標として体力・気力が充実するようにケアをする産後の鍼灸を受けましょう。

ただ赤ちゃんの誕生を望むご夫婦の中には「不妊」に悩んでいる方も多くて、不妊治療を行っている方も少なくありません。
では、なぜ不妊になるのでしょう。
不妊の原因としては様々なことが考えらますが、原因不明な不妊と言うのも多くて、その要因になっているのが生活スタイルや食生活の大きな変化です。
その大きな変化により神経系や内分泌系の絶妙なバランスを制御するシステムが崩れて、妊娠に関係する中枢神経系とホルモン系が正常に作動しなくなって妊娠しにくくなっていると考えられるのです。

そこで不妊治療のひとつの方法としておすすめしたいのが鍼灸治療です。
ただし単純に「鍼灸が不妊に効果的」とは言えません。
なぜなら不妊の原因をしっかりと把握して、その原因に対して適切な治療を行うことが大事なポイントだからです。

しかし、先に触れたように不妊の原因は多肢に渡りますし、原因を特定するのが困難で原因不明と言うことも少なくありません。
このような原因不明の不妊に対して力を発揮するのが体全体のシステムを総合的に診る東洋医学の「鍼灸」で、体にあるツボへ鍼を打つことで体のバランスを制御するシステムに働きかけて崩れたバランスの回復を手助けしてくれます。
ですから、体をパーツごとに考える西洋医学の治療だけでなく、東洋医学の考え方に基づいた治療を試してみることもひとつの方法と言えるでしょう。
また西洋医学と上手に組み合わせることで相乗効果が期待できるので、病院での治療と共に鍼灸院を利用することも検討しましょう。

不妊治療の効果により無事に妊娠することができたのなら、先に触れた「安産灸」でスムーズな出産がむかえられるようにしましょう。
そして無事出産したのなら「産後の鍼灸」で産後ケアをしっかりと行って、心身共に快適で楽しい育児ができるように心がけましょう。


寝屋川市 産後の「甲状腺機能低下症」について

2015年05月09日 [記事URL]

産後の「甲状腺機能低下症」について

出産後1~3ヵ月頃から女性の約20人に1人と言う高い確率で、甲状腺が腫大して甲状腺ホルモンの過剰または不足が生じる甲状腺の機能異常が起こることは、意外と知られていないことかも知れません。

女性が妊娠すると胎児を異物の一種として免疫反応により排除されることがないように母体の免疫反応は抑制されます。
しかし出産するとその免疫抑制が解除されて、元々体質的に甲状腺の疾患がある方は、甲状腺細胞が破壊され甲状腺内にあった甲状腺ホルモンが血液中に漏れ出して甲状腺ホルモンの過剰状態になります。
また数ヵ月後には、炎症で甲状腺が破壊されて甲状腺ホルモンの産生が低下するため甲状腺ホルモンの不足に陥ります。
このように産後は免疫系統のバランスも急速に崩れるため一時的に機能が不安定になることがあるのです。

ちなみに甲状腺ホルモンが過剰状態になることを「甲状腺機能亢進症」と言って、有名な疾患名として「バセドウ病」があって、暑がり・発汗過多・体重減少・食欲亢進・いらいら・不眠・振戦・頻脈・心悸亢進などの症状が起こります。
逆に甲状腺ホルモンが不足する状態を「甲状腺機能低下症」と言って、有名な疾患名として「慢性甲状腺炎(橋本病)」があります。
甲状腺に炎症が起きて甲状腺の機能が低下すると、無気力・易疲労性・寒がり・皮膚乾燥・脱毛・浮腫・嗄声・便秘・動悸などの症状が起こります。
実は甲状腺と言うのは喉仏のところにあって、代謝に関係するホルモンを分泌するため人体にとってとても大切な器官で、そのため甲状腺に何らかの異常があると、先に触れたような色々な部分に影響が起きてしまうのです。

ただ出産後は赤ちゃんのお世話などにより疲労が重なり様々な症状が起こったり、精神的にも不安定なために情緒不安定になってしまったりします。
その為に、「産後の肥立ちが悪い」「育児ノイローゼ」などと言った状況や症状と誤解される場合も少なくありません。
ですから、産後に何らかの体調不良がある場合には、まずは甲状腺機能検査を受けてみると良いかも知れません。

甲状腺機能の異常に対する治療としては、ホルモンバランスの調整を投薬で行うのがメインです。
ただ甲状腺機能亢進症の場合では、投薬で効果が見られない時には放射性ヨード治療が行われますし、極稀なことですがケースによっては外科手術を行うこともあります。
一方、産後に多くみられる甲状腺機能低下症は、自然に治る場合もあるので治療しないケースもあります。

また甲状腺機能の異常に対して鍼灸治療が大きな効果を出すこともあって、鍼灸治療で全身のバランスを整えることにより甲状腺ホルモンの分泌が整うことも少なくありません。
ですから、病院での治療と共に鍼灸治療を受けてみるのもおすすめなので、ひとつの選択肢として検討してみると良いでしょう。
あとストレスを溜めないこと、ワカメや昆布などの海藻類を積極的に摂取することが良いと言われているので、それを心がけると予防につながるかも知れません。


寝屋川市 不眠症を解消するのなら

2015年05月07日 [記事URL]

産後の「不眠症」を解消するのなら

女性にとって出産は精神的にも体力的にも大変なもので「赤ちゃんが無事に生まれた」とひと安心したら、自分が様々な症状に悩まされてしまうことも少なくありません。
腰痛・肩こり・情緒不安定などいろいろとありますが、その中のひとつに「不眠症」と言うのがあります。

一般的に不眠症と言うのは、「寝付けない」「夜中によく目が覚める」などと言った夜間の睡眠トラブルにより日常生活に支障をきたす睡眠障害の一種です。
「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「まったく眠れない」「早く目が覚める」「眠った気がしない」など、いくつかのタイプに分けられます。
いずれにしても日常生活に支障をきたす睡眠障害では、育児などに影響を与えてしまうので原因を解消して快適な睡眠を取り戻すことが大切です。

ただ病院を受診して検査などをしても「別にこれと言った問題はないようなので様子をみましょう」と言われてしまうことも多くて、明確な原因が見つからないことが少なくありません。
その為に、「症状があるのに治療法がないのでは?」と不安になってしまうこともあるでしょう。
しかし不調には必ず原因があって、原因を探し出して適切な治療を行うことで克服できるものです。
チョット視点を変えることで「そんなことが原因だったの?」と今まで見えていなかった原因が見えてくることもあるのです。

実は、出産後に不眠症に悩まされる原因のひとつとして「骨盤の歪み」があると言われています。
骨盤が歪むことで背骨の歪みが生じてしまい血液循環が悪化したり、ホルモン分泌が低下したり、筋肉の緊張や自律神経の乱れなどが引き起こされたりして睡眠の質が低下すると考えられています。
また、筋肉の緊張状態が継続することで精神的にリラックスすることができなくなり血液循環が悪化してしまい脳を休めることができなくなると言った悪循環になってしまいます。

このように「骨盤の歪み」が原因のひとつと考えられるので、病院ではなかなか見つけることは難しいものなのです。
ですから、病院で「別に問題はない」と言われた場合には、整体院などを一度受診してみると良いかも知れません。
整体治療によって悩みの元になる骨盤の歪みを解消することで、快適な睡眠を取り戻すことができるかも知れません。

また、鍼やお灸と言った道具を使う「鍼灸治療」もおすすめで、的確な場所にダイレクトな刺激を加えることで効果を感じることができます。
実は、鍼灸治療で自律神経の働きをリセットして整えることができて、その結果本来の入眠のタイミングを取り戻すことができるのです。
さらに、筋肉の緊張状態を緩和することも可能なので、先に触れた原因を解消することができるのです。

病院で原因の分からない「不眠症」などの体調不良の場合には、先に触れたような効果が期待できるので、整体や鍼灸と言った東洋医学に基づく治療を試してみるのも良いかも知れません。
試してみると効果を実感することができるかも知れません。
そうすれば快適な環境で楽しく育児に取り組むこともできるでしょう。


寝屋川市 「産後うつ」に対して鍼灸治療にできること

2015年05月05日 [記事URL]

「産後うつ」に対して鍼灸治療にできること

出産した後2週間程度は不安感・不眠・イライラなどうつ病と同じような症状を感じる女性が多く、この症状のことを「マタニティブルー」と言います。
ただ、産後に出てくる感情面の変化であるマタニティブルーは一過性のもので、初産の女性にはポピュラーな症状なのでそれ程心配することはありません。
しかし、2週間以上経っても症状が続き長引くと「産後うつ」に移行している可能性も考えられて、うつ病に似たような症状と言われますが紛れもなくうつ病の1類型であると認識する必要があります。

「エストロゲン」や「プロゲステン」などの女性ホルモンが急激に減少して、ホルモンバランスが乱れるために発症すると考えられています。
ただ、実際にはハッキリとした原因は現在のところ特定されていません。
また単に生理的な原因だけでなくて、慣れない赤ちゃんのお世話や環境の変化による不安など、様々な心理的要因も大きく関係していると考えられます。

主な症状としては、食欲不振・不眠・倦怠感・理由もなく憂鬱になる・すぐ泣いてしまう・些細なことでイライラしてしまう・自分が価値のない人間と感じるなど、一般のうつ病と同じような症状が起こります。
当然のこと症状の表れ方には個人差がありますが、状況によっては自殺や子供の虐待などに走ってしまう危険もあるので注意が必要です。

病院で行う治療も一般のうつ病と変わるところがなくて、カウンセリングや薬物療法が行われます。
ただ出産後の体に適さない薬もあるので処方薬に制限がかかるケースもあって、その為認知行動療法をメインとして、薬物療法は補助的に行うケースが多いようです。

また治療のひとつの方法として東洋医学の鍼灸治療にもできることがあります。
鍼灸治療では主に、育児などで疲れきっているお母さんの身体的疲労を軽減していく治療を行います。
つまり、首・肩・背中・腰などの筋肉のこりを改善させて自律神経を整えることによりホルモンバランスを整えると言うことです。
疲労感などが軽減される影響で精神的にも安定させることにつなげていくのです。

このように鍼灸治療ではホルモンバランスを整えて心身共に安定させる目的で治療を行っていきます。
ただし、あくまでも精神科医など専門医の治療を遵守して、治療効果を高めるために鍼灸治療を併用すると考えておくと良いでしょう。
ですから症状の程度によっては治療が難しいと判断されるケースもあることを理解しておきましょう。

あと「産後うつ」の治療として何よりも重要なことは周囲の協力で、周囲ができることを知っておくことも大事なポイントです。
まず知っておいてほしいことは、聞き手になって現状を理解してあげることで、決して負担になるアドバイスをしないように注意しましょう。
何よりも大事なことは、焦らずゆったりと生活できる環境・雰囲気つくりを心がけてあげることです。

また孤独感を払拭してあげることも大切で、家事や育児を手伝って体力的な負担と共に精神的な負担を軽減してあげましょう。
周囲の協力が何より一番良い治療になると理解しておくと良いでしょう。


寝屋川市 「マタニティブルー」を鍼灸治療で解消

2015年05月03日 [記事URL]

「マタニティブルー」を鍼灸治療で解消

ようやく待望の赤ちゃんが生まれて幸福感でいっぱいのはずなのに、何故か気分が落ち込んでしまったり、わけもなく涙が出てきたり、周囲の何気ない言葉が気にさわって悲しくなったりすることがあります。
このように自分でも分からない感情があふれて制御できない状態を「マタニティブルー」と言って、産後数日から始まり産後10日~2週間程度で自然と治ります。
ですから必要以上に心配することはありませんが、情緒不安定・不眠・食欲不振・軽いうつ状態などの症状が改善されず「産後うつ」に移行してしまうこともあるので注意が必要です。

症状の程度に差はあるものの日本人の2人に1人の割合で起こると言われているので、「産後うつ」と違い病気ではないと分かっていても気になるでしょう。
ですから、どのようなものなのかを事前に知っておくと役立つかも知れません。

現代医学的にはマタニティブルーの正体は、出産を機に胎盤から今までたくさん分泌されていた女性ホルモンが減少して、ホルモンバランスが妊娠前の状態に急激に戻る「ホルモンバランスの急激な変化」と言われています。
そして、その急激なホルモンバランスの変化が自律神経系に影響して、自分でも理解できない感情の変化をもたらしていると考えられているのです。
ただ、単にホルモンバランスだけではなく、それに付け加えて分娩の疲れ・慣れない育児の疲れ・睡眠不足・孤独感・不安などのストレスが重なることも、感情を不安定にさせる一因になっています。
つまり原因として考えられるのは、ホルモンバランスの急激な変化と大きく変化する生活環境と言えるのです。

次に知っておいてほしいことは、先に触れましたが日本人の2人に1人の割合で起こると言うことは「なりやすい人」「なりやすい環境」と言うのがあると言うことです。
一般的になりやすい人と言われるのは「真面目な人」「几帳面な人」で、なりやすい環境と言うのは孤独感を感じる生活環境です。
ですから、チョット手を抜く位の余裕を持つことが大切で、家事や仕事を減らしてみたり、天気の良い日に外へ出かけてみたりすると良いでしょう。
また、近くに助けてくれる人や頼れる人がいると孤独にならないので、子どもを通じた友達をつくったり、パートナーや家族に協力してもらったりすると良いです。

あと東洋医学では、心と体はひとつで互いに支え合っていると言う「心身一如」の考えがあって、例えば心が弱ってしまっても体が元気なら大丈夫と言うものです。
折れそうな心を体力でカバーしたり、反対に体力の低下を気力でカバーしたりした経験がある方も少なくないでしょう。

その東洋医学の考えから鍼灸治療により体の疲労を取り除いたり、血の循環を良くしたりして体の状態を整えて精神面の安定につなげると言った方法もあります。
これにより自分では制御できない「マタニティブルー」の解消につなげることも可能になります。
ですから、産後に起こる様々な状況を早めに解消するのなら、鍼灸治療と言う選択肢があることも知っておくと良いでしょう。


寝屋川市 「産後の腱鞘炎」の隠れた原因

2015年05月01日 [記事URL]

「産後の腱鞘炎」の隠れた原因

「赤ちゃんを抱っこするのが苦痛」「授乳で長時間同じ姿勢でいると痛い」「普段の生活にも支障がある程手首が痛む」「湿布しても痛みが引かない」など、産後の腱鞘炎に悩まされているお母さんも多いことでしょう。
このように抱っこするたびに激痛が走ったり、日常の家事で痛みが走ったりと本当に辛いものです。

腱鞘炎と言うのは、関節にある「腱(けん)」を包む「鞘(さや)」に炎症が起こって痛みが生じる状態ですが、どのような原因で起こってしまうのでしょう。
一般的に考えられる原因としては、手首の使い過ぎで炎症を起こすことと言われていますが、実際はその原因だけでは不十分で炎症を起こす隠れた原因があるのです。
その隠れた原因となるのが腱鞘につながる筋肉の「疲労と柔軟性の低下」です。
日々続く赤ちゃんのお世話によって、腕・肩・背中などの筋肉には大きな負担がかかって、それにより筋肉疲労が蓄積して、さらに柔軟性が大きく低下してしまいます。
そして柔軟性が低下した筋肉につながる腱に大きな負荷がかかってしまい炎症を起こしてしまうのです。

また、あまり知られていないことですが、産後の腱鞘炎が治りにくい理由ともうひとつの隠れた原因として「授乳中」と言うのがあります。
「授乳中だから?」と不思議に感じることでしょうが、母乳は血液から作られていて毎日の授乳により血液を失っているのです。
つまり、自覚していなくても体質的に血液不足になっているのです。

そうなると「血液不足と腱鞘炎にはどのような関係あるのか?」と言う疑問が生まれることでしょう。
実は血液の役割のひとつとして「筋肉を養う」と言う点があって、血液が不足してしまうと「筋肉に必要な栄養が運ばれなくなる」「筋肉に蓄積した老廃物が排出されなくなる」のです。
その結果として、先に触れた隠れた原因の筋肉の「疲労と柔軟性の低下」が起こってしまうのです。

このように隠れた原因が潜んでいる腱鞘炎ですから、単に炎症を起こしている腱鞘の部分だけを治療するのでは不十分です。
負担のかかっている筋肉を治療する必要がありますし、血液のコンディションを調える治療も必要になってくるのです。
つまり産後の腱鞘炎を治療する際には、「治療する場所を間違えない」「隠れた原因体質を解決する」と言う点が大事になります。

痛み止めや湿布に頼り続けても根本的な治療にはならないことが理解できたことでしょう。
そこでおすすめしたい解決法として「鍼灸治療」があります。
鍼灸治療なら先に触れた2つの治療が可能なので、なかなか治らない腱鞘炎に悩まされているお母さんは、一度「鍼灸治療」を試してみると良いでしょう。

あと日常生活で気をつけることとして、難しい注文ですが安静にすることが一番で、痛みのある部分を極力使わないようにして負担を減らすことです。
また、しっかり冷やして炎症を抑えたり、サポーターやテーピングなどで動かさないように固定したりすることも効果的なので、これらの点も知っておくと良いでしょう。
ただし根本的な治療をすることが大事なので、医療機関や鍼灸院などに早めに相談しましょう。


寝屋川市 鍼灸治療で「産後ケア」を

2015年04月29日 [記事URL]

鍼灸治療で「産後ケア」を

出産後お母さんの体は6週間~8週間かけて妊娠前の元の状態に戻り、この時期を「産褥期(産後の肥立ち)」と言っています。
昔から「産後の肥立ち」は、その後の体調を左右すると言われていて、体調回復するとても大切な時期なのです。

妊娠・出産と言うのは病気ではありませんが、それに伴う身体的負担は本当に大きくて考えている以上に心身共に疲れきっています。
その為、この時期に無理を重ねるとホルモンの調子も崩れてなかなか元の体に回復しませんし、最近は高齢出産が増えていて「プレ更年期」「更年期」を迎えてしまうことも少なくありません。
また、乳腺炎・激しい肩こりや首こり・股関節の痛み・腰痛・腱鞘炎・慢性的な疲労・気持ちが元気になれない・全てに対してストレスを感じるなど、肉体的にも精神的にも様々な症状が起こる可能性があります。

ですから、この時期はひとりでがんばり過ぎないで両親やご主人など周囲の人に協力してもらいながら、時には休息を取るなどゆっくり過ごすことが理想的です。
また、この時期に適切な「産後ケア」をすることで体の回復を早めて楽しい育児ができるようになります。
そのひとつの方法が鍼灸による「産後ケア」です。

そこで考えてほしいことは、「なぜ産後の肥立ちが良い人もいれば、悪い人もいるのか?」と言う点です。
実は、その違いの大きな要素になるのが治ろうとする力で、全ての人に本来備わっている「自己治癒力」の差によるものです。
そして、出産後に元の体に戻ろうとする働きも、この自己治癒力のひとつと言えるのです。

鍼灸治療は本来人が持っている自己治癒力が正しく機能するように導く治療です。
ですから、産後に様々な辛い症状が起きるほど低下している自己治癒力を、「鍼(はり)」と「お灸」で血のめぐりを整えて自己治癒力が正しく働くように促してくれます。
つまり、自分の力だけでは回復が難しい状況を正しく機能するように手助けをしてくれて、妊娠前の体に戻ると言う本来の回復力を取り戻すのです。

また、単に体の状態だけではなくて精神安定作用もあると言われています。
最近の研究で鍼灸治療によりリラックス作用のある「エンドルフィン」や「エンケファリン」などが分泌されることが分かっています。
そして、その働きにより爽快感が感じられ気持ちも前向きになると言われていることからマタニティーブルーに効果的と考えられているのです。
このように鍼灸治療は心と体が元気になる「産後ケア」にとても適した治療法のひとつと言えます。

産後は、妊娠・出産で疲れ切った体に慣れない育児がプラスされて心も体も悲鳴を上げている状態なのかも知れません。
また、大きくホルモンバランスが乱れることで気持ちも揺らぎがちです。
ですから心と体の不調を緩和させ健やかな状態に回復するようにケアをしてあげることが大事ですし必要不可欠なことです。
鍼灸治療で自己治癒力が正しく働くようにケアをして、楽しい育児ができるようにすることを考えてみるのも良いでしょう。


寝屋川市 「めまい」の原因や対策について

2015年04月27日 [記事URL]

産後の「めまい」の原因や対策について

妊娠期間はお腹が大きくなるなど体の変化で、運動不足による筋力の低下や骨盤に重い負担がかかることで骨盤や背骨に歪みが生じやすくなります。
さらに出産後は昼夜を問わずの育児による疲労が日々蓄積されますし、今まで経験したことのない育児への緊張などの環境変化からストレスも溜まりやすくなります。
その為に産後の体調不良・自律神経の乱れ・ホルモンバランスの乱れ・精神的な不安定・免疫力の低下など体に様々な異常を生じるようになります。

このように産後に体調不良を訴えるお母さんは多くて、特に「めまい」や「貧血」の症状を訴える方が多くいます。
妊娠前はこのような症状とは無縁だったのに、出産後にいきなり症状がでる方も少なくありません。
ですから、その原因や対策について知っておくと役立つことでしょう。

産後の「めまい」の原因としてはいくつか考えられますが、そのひとつが分娩時の出血による血液量の減少と体力の消耗があります。
また、母乳育児では母乳は血液が主成分で赤ちゃんに優先的に鉄分がいってしまうことでお母さんの鉄分が恒常的に不足することも原因のひとつです。
それから睡眠不足などによる慢性疲労、慣れない育児に対する不安やストレスによる自律神経の崩れなどが原因となります。

このような原因が考えられるので、対策としては疲れたら無理をしないで休むようにし体の回復を心がけましょう。
具体的には、赤ちゃんが眠った時は一緒に寝てしまうことやお風呂にゆっくり浸かるなどがあります。

血液を作るために鉄分を積極的に摂取すると共に、タンパク質・銅・マンガン・ビタミンB1・ビタミンB2・葉酸なども摂取してバランスの良い食事を心がけることも対策になります。
具体的な食品としては、緑黄色野菜・レバー・魚類・肉類・海藻類・貝類などです。

ちょっとしたことでイライラしたり、落ち込んだりしてしまう精神状態なので、上手にストレスを解消することも大事です。
その為にも、散歩して気晴らしをしたり、赤ちゃんが寝ている間に音楽を聴いたり、同じ年頃の赤ちゃんがいるママ友とおしゃべりしたりなど、自分なりの解消方法を見つけておくと良いでしょう。
また、ひとりでがんばり過ぎないで周囲を頼ることも大切で、自分の時間を過ごすことも必要なことです。

あと鍼灸治療により血行を促進し免疫力をアップすることで、体力的にも精神的にも大変な時期に起こる様々な症状を予防治療することも対策になります。
また、ストレスや疲労感などを引き起こす体の問題に対する治療や自律神経の状態を整えてリラックスできる治療もあるので、産後ケアとして鍼灸治療を役立ててみるのも良いでしょう。

ただし産後のめまいに加えて、動悸や息切れがある時や吐き気がする時は不整脈や自律神経失調症、甲状腺機能亢進などの疾患の可能性が考えられます。
ですから、そのような時は早めに病院を受診して検査をしましょう。
また産後1年以上経過しても症状が改善されなくて体調不良が続く場合も同様に、医師に相談することをおすすめします。


寝屋川市 鍼灸院の「針治療」で産後ケアを

2015年04月25日 [記事URL]

鍼灸院の「針治療」で産後ケアを

「産後の肥立ち」の良し悪しによって、その後の体調が大きく左右されると昔から言われているほど、出産後から半年間または1年間はお母さんの体調回復にとってとても重要な時期になります。
妊娠・出産と言うのは病気とは違いますが、それに伴う身体的な負担は想像以上に大きなものですし、出産後の育児など環境の変化も大きく心身共にダメージがあります。

また出産直後にはホルモン量が減少するなどホルモンバランスが大きく乱れて、その状態から妊娠前の元の状態に戻るまでにはおおよそ2~3ヶ月かかると言われています。
そして、この時期にいろいろな面で無理をしてしまうことによりホルモンの調子が崩れて元に戻りにくくなるので、しっかりと体を休めることが大事です。

ただ現実は昼間の赤ちゃんのお世話だけでなくて、夜間の授乳や夜泣きなどの対応、さらに家事と体を休めることができないお母さんも多いことでしょう。
また最近の傾向として高齢出産が増加しているので、産後の肥立ちが思わしくない状態のままに「プレ更年期」「更年期」に進んでしまうお母さんも少なくありません。
ですから、決してひとりでがんばり過ぎないで、時には休息を取ることも心かげることが大切です。
両親やご主人など周囲の人に協力してもらいながら無理のない状況で赤ちゃんのお世話をするようにしましょう。

また産後の辛い症状を鍼灸院の「針治療」で改善させて、穏やかに育児などを熟せるようにすることも考えてみると良いでしょう。
鍼灸院の「針治療」は産後の体調回復や体調不良に大変効果があって、産後の早い段階から治療することにより悪露や子宮復古がスムーズになりその後の体調の回復が早いと言われています。
さらに、早め早めの対応により産後の体調を整いやすくすることで、今後訪れる更年期における心身の変調が少なくて穏やかに過ごせるようになるとも言われています。

あと、産後に起こりやすい症状について知っておくのも役立つかも知れないのでいくつか紹介しておきます。
まずは、赤ちゃんを抱き続けることなどで常に手首に負担がかかると起こるのが「腱鞘炎」で、放っておくと痛みが増して日常生活に支障が出てしまいます。

出産後は女性ホルモンのバランスが崩れると共に免疫系統のバランスも崩れてしまいます。
もともと体質的に甲状腺の疾患がある方は一時的に機能が不安定になって「甲状腺機能低下症」になることがあります。
寒がりになったり、肌がカサカサしたり、疲れやすい・だるいと言った症状が起こるので注意しましょう。

産後数日ほど過ぎた頃からホルモンの減少が原因とされる「マタニティブルー」が起こることがあって、理由もなく悲しくなったり、涙が出たり情緒が一時不安定になります。
また、それが長期間続くとうつ病のひとつと言われる「産後うつ」になってしまうケースもあります。

その他にも体力が落ち風邪をひきやすくなりますし、不眠や寝不足になってしまうこともあります。
あと腰痛・肩こり・腕の痺れ・頭痛などの症状で悩まされることもあるので、何らかの辛い症状があるのなら鍼灸治療で産後のトータルケアをすると良いでしょう。



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